本コースの受付は終了致しました。
お申込み頂きました皆様ありがとうございました。
和太鼓と張り合えるのは横笛だけ!
篠笛愛好家のみなさんの中には,太鼓をこよなく愛する方も多いはず
そして、力強く、音量の分厚い和太鼓とさしで勝負できる楽器といえば・・・・
そう、笛!しかありません。
篠笛の冴えわたった野外でも遠音のさす音色。
実際に音圧を身体で感じながら、集中してトレーニングしていただきたい!
そう願って今回の合宿が企画されました。
どんなトレーニングでしょうか?
どうトレーニングしていいかわからない。
こういうお声をよく聞きます。
玄人を目指すには道は遠く、険しく、時間もない・・・。その前に練習方法がわからない。短い練習時間を効果的に使いたいのに、これは悲劇です。実際に知られていることですが、間違った練習は害になります。間違いを何度も繰り返すことで、間違いそのものを習得してしまう、というのがわかっているのです。
そうかといって、すべてのテクニックを身に突けるのは大変な苦労を伴います。しかもプロに習う際に時々起こる問題は、寸暇を惜しんで、人生を音楽に捧げて玄人になった人から同じものを要求されてしまうことです。これは、挫折するのがフツウです。
簡単に2,3日で身に付くノウハウが,楽器の習得にあるか、といえばウソです。
けれども、いくつかのポイントを押えれば、見違えるような演奏をすることも可能です。要はどういうふうに演奏したいのか、が大切です。プロになりたいのでしょうか・・?
多くの方は違うと思います。
多くの方は、
・もうちょっとうまくなりたい
・もうちょっと楽しめるようになりたい
そのために
・どういう練習をしたらいいのか教えて欲しい
・素人にはわからないポイントを教えて欲しい
そういったお気持ちではないでしょうか?
正直申します。
練習しないと上達はしません。知識だけでは頭に付きますが、身に付きません。でも、知識がないと、どこにもなにも付きません。
知識を得ることが、大人の場合、とっても大事です。練習の目的を明確にして、短期間で、短距離で、目指すところへ近づいていく。
この戦略的なアプローチで、音楽ライフをより一層、充実した楽しめるものにしていただきたい、と願っています。(朱鷺たたら)


2019年4月27日(金)
合宿初日
初日のプログラムは笛に集中しています。普段取り組んだことのないかもしれない基礎の練習法、2つの楽曲の笛としてのアプローチについて、レクチャー&実践練習に取り組んでいただきます。
12:30 オリエンテーション
13:00~14:30 ワークショップ①
『かがり田楽』
・民謡音階2種の吹き分け
・タンギング
シングル&ダブル
15:00 チェックイン
15:30~17:00 ワークショップ②
『NEBUTA』
・民謡音階3種類目
・リズム練習
・自由練習時間
*講師はいますので、フィードバックをもらう時間にしてください。
18:30 夕食
19:00 ワークショップ③
・基礎練
①民謡音階のスケール練習
②速いパッセージのための指の分離練習
20:00 自由練習時間
2019年4月28日(土)
合宿2日目
2日目から和太鼓とのアンサンブルの実践となります。和太鼓のワークショップは2日目に行われます。
8:00 朝食
9:00~11:30
ワークショップ④
『掛け合いの手』
へっちゃらオノマトペ
&
アナリーゼとフレージング
11:30 昼食
12:30 2日目 オリエンテーション
新参加者紹介
13:20~13:50 小泉謙一先生ご紹介
&デモ演奏
14:00~14:50 ワークショップ⑤
『NEBUTA』
パートに分かれて
15:00~15:50 ワークショップ⑥
『NEBUTA』合奏練習
16:0016:50 ワークショップ⑦
『かがり田楽』
パートに分かれて
17:00~17:50 ワークショップ⑧
『かがり田楽』合奏練習
18:30 夕食
19:30~21:00 ワークショップ⑨
2曲の練習&掛け合いの手
合宿内容
初日のプログラムは笛に集中しています。
普段取り組んだことのないかもしれない基礎の練習法、2つの楽曲の笛としてのアプローチについて、レクチャー&実践練習に取り組んでいただきます。
2日目から和太鼓とのアンサンブルの実践となります。和太鼓のワークショップは2日目に行われます。
最終日は、参加者の様子を見ながら、総仕上げです。演奏の時間を出来るだけ長く取って、肌でリズムを感じ、リズムに乗る。
笛は息の楽器です。頭だけでなく、身体で吹く。
この感覚を体験して、身体で覚えていただきたいと思います。 (写真:講師 小泉謙一先生)

オリジナル楽曲講習・販売
どちらもプロがコンサートプログラムに入れている楽曲です。
これらの曲へのアプローチ、そして、和太鼓と笛がアンサンブルするときに注意しているポイントや、
ここだけは押さえておくべき!ポイント。
それぞれの講師からぜひ引き出してください。
さて、短い期間での集中プログラムのために欠かせないのは楽譜です。
本合宿のために、この2曲の楽譜をオリジナルでご用意しました。
かがり田楽はすでにATN出版(和太鼓&横笛アンサンブル曲集)から発売されていますが、和太鼓のパート譜を、小泉氏がオリジナルで書きおろしてくださいました。
NEBUTAは笛の譜面を小泉講師の監修のもと、朱鷺講師が笛吹きが奏しやすい仕様に仕上げました。
和太鼓チームに属している方は、ぜひ学んだ曲をチームでレパートリーに加えたらいかがでしょうか?
(*楽譜の取り扱いについては、事務局までお問合せください。)

講習曲
今回の合宿の曲目は欲張って2曲!
「かがり田楽」&「NEBUTA」
まずは講師の朱鷺たたらオリジナル曲「かがり田楽」そして、もう1曲は小泉謙一オリジナル曲「NEBUTA」
「かがり田楽」は海外でも多くの和太鼓グループに愛好されています。実際にたくさんの動画がネットにアップされています。和太鼓チームに所属する方はよくご存知のように、和太鼓という演奏スタイルはまだ歴史が浅いため、楽曲が豊富にありません。多くは、プロ集団のオリジナルのコピーや、それぞれのチームでオリジナルを作曲しています。それは素晴らしいことで、音楽が自然に発生してくる源を目の当たりにするようなエネルギーを感じます。そんなエネルギッシュな和太鼓の曲なかでは、笛の醍醐味を味わえる曲がやや乏しいなか、かがり田楽は笛奏者のオリジナル曲のため、笛が主役を担うほどの存在感を持っていることが、愛好される理由に挙げられるのではないでしょうか。
けれどもそれだけに、難しい箇所もふんだんに散りばめられています。音を耳でコピーしただけでは、どうも恰好よくいかないなあといった疑問を抱えた方にとっては、この合宿は、困難な個所への効果的なアプローチや、練習法、そして曲の解釈や表現方法を作曲者自身から学んでいいただく絶好の機会です。
そしてもう1曲。
小泉謙一オリジナル曲「NEBUTA」もカリキュラムに入っています。「NEBUTA」は全国的に有名な青森県の伝統芸能、ねぶたをモチーフとしたもので、笛の魅力的なメロディを聴けば、ああ!と膝を打つ方も多くいらっしゃることでしょう。ねぶた囃子では、独自に調律された笛を使いますが、NEBUTAでは、歌用調子を使いますので、普段使用している調子でOKです。
*かがり田楽、NEBUTAともに6本調子の歌用を使用します。
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